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読書スピードを劇的にあげる読み方

学校では始めからちゃんと読むように教えられた人は多いでしょう。
しかしそれは非効率。要領のいい読み方を伝授。

「遅読」から卒業しよう


読みたい本が山ほどあって気合を入れて読むが、遅いせいでなかなか進まないという人も多いでしょう。そんな人は読むのが遅いがゆえに、忙しい中で本を読む暇もなくなってしまいます。


逆に速く読めたらどうでしょう?
空いたすきま時間に要領よく読み進めることができます。
それが一年経てば雲泥の差ですね、恐ろしい。


でもご安心を。今回紹介するメソッドは「要領よく」をモットーにしたものです。
誰でもコツさえわかればすぐに実践していただけます。


まずはその名前から。
これはフロー・リーディング(流し読み)と呼ばれる読書方法です。
つまりムダをはぶいた要領のいい読み方のことです。


気を付けてほしいのが、よく言われている速読術を身につけようというものではありません。ですから、怪しいテクニックやお金なども一切不要!
ありがたいですね~。


ではさっそく遅読家の人たちが抱えている問題を解決するフロー・リーディングについて見ていきましょう!
読書スピードが劇的に上がること間違いなしです。



なぜ読む速度が遅いのか?


まずはあなたがの普段の読み方に注目しましょう。
たとえば「本は一文逃さず読まなければ内容がわからない」という姿勢。
実はこれは遅読家に典型的な思い込みで、これがネックになっていたんです。


では、なぜダメなんでしょうか?
それは意味のない部分にまで時間をかけてしまうからです。
要領の悪いとは、どうでもいいところまで読もうとしてしまうことです。


そしていくら熟読してみたところでほとんどの内容は忘れてしまいますね。
肝心な場所でさえ一緒に消えてしまいます。
せっかく時間をかけたのにこれでは水の泡ですね…。


つまり遅読家は読むのも遅ければ得るものが少ないんです。



実践!フロー・リーディング


最初に遅読家は何から始めればいいのでしょうか?
ズバリそれは「本を完璧に熟読するべき」という思い込みを捨てることから始まります。
これはいらない部分をバッサリ読み捨て、大事な部分を集中して読むということなんです。


大事なところとは「はじめに・目次」の部分です。
その部分を読むことによってその本の「読む目的」を見つけることができ、自分なりのスタンスを確保することができます。


たとえば何も考えずにスーパーに出かけるのでしょうか?
「今日の夕飯は○○にしよう」と考えてからスーパーに行くのと、何も考えずに行くのとでは買い物にかかる時間は大きく変わるはずで、読書も同じように「目的」を最初につかまないといけません。


つまり、目的を持って読み始めるだけで、目的以外の無駄な内容を読み飛ばすことができることになり、読書スピードは格段に上がります。



「読み飛ばしてもいい部分」を知る


読み飛ばしていい部分を知れば、さらに読書スピードはアップさせることができるのです。
次の3つに該当する部分はじゃんじゃん読み飛ばしちゃいましょう!

  • 著者の自分語り

著者は自分語りをすることで他の本との違いを強調したりします。
この部分を読む意味はほとんどありません。


  • 理論や主張の裏付けとなる「具体例・体験談」

ビジネス書や自己啓発書の多くは「理論→具体例・体験談→まとめ」という形式で文章が流れています。


具体例・体験談の部分は理論部分の説明として働くわけですが、手っ取り早くエッセンスを掴むなら、理論を重点的に読みましょう。
理論の部分だけで理解しにくい場合は、補って補足部を読むのもアリです。


  • 読者の感情を煽る部分

さらに「この本を読めば〜になれる!」の感情を煽るような部分は、あくまで読者を「その気にさせる」ための仕掛けなのですから、読むべき場所とは本来無関係です。


この三つで見たように、どこを読んで・どこを読まないかが大切となるのです。
紹介した読書方法はあくまでビジネス書や自己啓発書など、比較的「柔らかい」内容の本のためのものです。


しかし小説などになると、この読書方法はできません。
こうした本は読み飛ばすと前後のつながりが全くわからなくなってしまうものなので、物語の筋を追って読み進めましょう。



まとめ

  • まず「本を完璧に熟読するべき」という思い込みを捨てる
  • 大事なのは「はじめに・目次」で本の目的をチェック
  • 「読み飛ばしてもいい部分」を読み飛ばす



参考サイト
鈴木直人「遅読家を卒業しよう!読書スピードを劇的にあげる「流し読み」の作法」
http://careersupli.jp/lifehack/chidoku/
(2016年9月19日)